楽天を退職した



もう退職して1ヶ月が経った。

退職エントリまとめ のようなサイトに取り上げられたいわけではないが、
人生の一つの通過点として、久しぶりに書いてみようと思う。

最初に言っておきたいのは、
辞めた理由が、前の会社にネガティブな思いがあるから、ではないということ。

楽天を退職するまで

2008年4月、新卒として入社し、エンジニアとして、約6年間勤務した。
はじめは、ポータルサイト Infoseek の開発に配属され、内部で担当サービス変更も何度かあったが、
2012年9月、日本の楽天市場ではなく、国際楽天市場の開発に異動、
2013年12月末、退職した。

成功のコンセプト

何はともあれ、楽天は 目標を必ず達成する 意識が高い。
成功のコンセプト は聖書」というと言い過ぎだがw 会社全体が一つの目標に対して動くことができる。

世間一般には、「社長からのトップダウンでー」とか、「TOEIC が義務でー」とか、
きついイメージを植え付けられている気もする。

確かに、目標達成は簡単なことではない。

ただ、何があっても達成しているのだ。Cool にこなしていないだけだ。
泥臭いやり方だけれども、確実に達成してきた。

直近だと、楽天イーグルスの日本シリーズ優勝だろう。誰が想像していたことか。

英語化

TOEIC を国際展開のためにいきなり社員全員に課せるなんてひどい話だが、
私自身、大学の受験英語でしか英語に触れる機会がなく、
2010年には 600点台 だったのが、2012年末には 815点 まで上がった。
(現在、全員が 800点 を超えることを目標としている)

最終的には、国際楽天市場は外国人社員が多いため、
私の行動のうち、ドキュメント・MTG・メール・IM・軽い日常会話・Pull Request などが英語化された。
海外で生活することなく、英語を身につけられた。信じられない。

楽天での開発

Infoseek では、楽天市場のような大きなシステムではなく、逆に新規立ち上げなどが多かった。

立ち上げを経験出来るだけでも幸せだったが、新技術を自分の責任で導入・設計し、
早いうちから、エンジニアリーダー業務も経験させてもらうこともでき、良い環境だった。

何よりも、アイディアを出す重要さを教えてもらった。
開発イベントを企画したり、そこで、新たなサービスを作ったり。
自分で考えることが楽しかった。ただ、サービスを大きくするのはそう簡単なことではなかった。

ふと、「もっと責任が大きい仕事を」と思い、自らの希望で国際楽天市場に異動した。
楽天といえば、市場事業である。

買収をして、既に各国に事業拠点はあるのだが、システム統合まではできていない。
当時は、その統合を目指した EC プラットフォーム上の市場の第1号として、
マレーシア の立ち上げ時だった。

今は インドネシアスペインシンガポール とそのプラットフォームで、急速に国際展開をしている。

半年ほど普通にエンジニアをしていたが、途中からはチームマネジャー業務を行った。
どんどん自分でコーディングして、サービスを作り上げていく前部署とは違うことに悩んだこともあったが、またひとつ学んだことがある。

総務の心 である。


は?( ゚д゚)


と、思われるだろうが、総務ということにどんなイメージを持っているだろうか。

 総務 = 雑務、人に頼まれたことをせっせとやる

ではなく、私は、

 総務 = いかに組織を大きく動かすようにできるか

だと思う。つまりは、マネジャーの役割そのもの。


話は逸れてしまったが、マネジャーを務めることでいろいろな人と交流関係もぐっと深くなった。

楽天はこうあってほしかった

今もなお、楽天は成長を続けているが、
一方で、私が辞める前に、重要なエンジニアの先輩が結構抜けていった。

もちろん、彼らも自分のやりたいことを見つけて辞めていっている。

ただ、そういう人たちが辞めないようにする環境は、作っていく必要があると思う。
この Web の業界は、出入りが激しいような気もするので難しいとは思うが。

楽天は、未だに営業職の色が強い気もする。
外国人エンジニアも相当増えたので、今後は風土は変わっていくと思うが、
エンジニアの価値がもっと高まっていくと良いのでは。

せっかく、あれだけの流通がありながら、技術発信が少ないのはもったいない。
楽天は、エンジニアの会社として、もっと成長すべきだと思う。

最後に

楽天は、今でも好きだ。

そして、一緒に仕事をした人には、感謝の気持ちでいっぱいである。

楽天で学んだことを活かして、楽天というブランドの外でも活躍できるエンジニアにならなければいけないと思っている。

今後は、デジタルコンテンツ配信の ケイクス のエンジニアとして働く (もう働いている)。

今回、久しぶりにブログを書いたのも、
クリエイターがコンテンツ配信する環境をもっと詳しく知りたい という意味も込めてだ。

最近は、SmartNews・Antenna・Vingow・Gunosy・Zite・Flipboard のようなキュレーション的なサービスが流行っているし、Facebook も同様に Paper のサービスを始めている。

EC業界も、Stores.jpBASE、そして Y! ショッピング など、個人でモノを売れる時代にもなってきている。

そして、やはり スマートフォン。iWatch のような、ウェアラブル・コンピュータ。

こういう情報を得ていくうちに、自分の興味が変わっていたため、退職した。

振り返ってみると、自分の興味で動いてる部分が多いなと思う。

もちろん、給料アップのための転職も必要だが、初めての転職なので、自分の気持ちに従った。

別に正解なんてないと思う。

あ、そういえば、ホリエモンの ゼロ もいい本だったなぁ。

同じ歳の時に、彼のようにチャレンジはできていないのが一番の悔い。

だから、人生やりたいことをやろう。

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